カムカムスワローについて

カムカムスワローは、医療の相談窓口「認定栄養ケア・ステーションちかいし」を中核に、カフェ・シェアキッチン・イベントホールとしてもご利用いただける、地域密着型のコミュニティスペースです。食・栄養を通してみなさまの健康をサポートし、地域の交流の場として、人と人とのつながりを育みたいと考えています。

カムカムスワローを運営する「近石病院」の歯科・口腔外科のスローガンは、「食べるにとことん向き合う」こと。1本1本の歯はもちろん、口の中すべてを診ることを大切にしています。食べたり、話したりすることは、QOL（＝Quality of Life / 生命や生活の質）に深くつながっています。歯科疾患は予防医療の側面が強いことから、実は医療の中でも、日常や地域社会に近しい存在と言えます。

当院は、医療法人・社会福祉法人を合わせると、保育園から高齢者施設まで、病院を核にさまざまな医療・福祉サービスをご提供しています。人と病院が「病気になったら訪れ、治癒したら関わりがなくなる関係性ではなく、カムカムスワローが法人の窓口になることで「病気でなくても、気軽に相談に行ける」持続的な関係性へ。そのような間柄を築きたいと思っています。

嚥下（食べ物を飲み込む動作）の、「嚥」の字は、「口」に「燕（ツバメ）」と書きます。

「COME COME SWALLOW」の「COME」には、嚥下にちなんで「噛む」こと。そして、地域のみなさまに広く来ていただける施設を目指したいという想いから「来る＝COME」という、二重の意味合いをもたせました。「SWALLOW」は、一般的に「ツバメ」と訳しますが、「飲み込む」という意味もあり、嚥下につながっています。
ぜひ親しみをこめて「カムスワ」と呼んでいただけたら、うれしいです。

カムカムスワローの建築・設計は、医療施設である以上に、「コミュニティスペース」であることを意識したデザインになっています。医療・治療を必要とする前段階にあるみなさまにも、身近な場所として感じていただける工夫をほどこしました。

建物はあくまで「脇役」。軽く、薄く、細い部材で構成し、落ち着いた配色になっています。これは、カムカムスワローに集まるみなさま、一人ひとりが空間の「主役」であってほしいという想いから。天井を見上げると、印象的な小屋組みが広がります。これから育まれる地域コミュニティにふさわしい象徴性をもたせるため、梁（はり）が互いを支えあう構造（レシプロカル構造）を採用しました。

施設全体は、3m×3mのグリッドによる、シンプルな骨組みで構成しました。プレーンでありながら、さまざまな場面に転用できる空間です。カムカムスワローからはじまる最先端の取り組みは、常に進化していきます。10年、20年、その先もずっと地域に寄り添いつづけられる、持続的な建築を目指しました。

いつも中の様子がわかる
オープンな空間

みまさまをお出迎えする形状の
深い庇（ひさし）

国産のヒノキやスギを多用した、
温かみのある内装と家具

近石病院の庭へとつづく、
連続性のある植栽

公共交通機関で
お越しの方

JR岐阜バスターミナルから
11番のりば 右まわり（JR岐阜行き ）忠節バス停下車、
徒歩約1分約15分・片道220円

お車でお越しの方

JR岐阜駅、名鉄岐阜駅から
約15分

忠節橋方面から
コンビニ（セブンイレブン）北の路地を左折し、近石病院を回り込むように、専用駐車場までお越しください。詳しくは掲載の図をご参照ください。

駐車場

カムカムスワロー専用駐車場
駐車台数：11台／駐車料金：無料

近石病院駐車場
駐車台数：約50台／駐車料金：無料

お車でコンビニ北の路地を侵入の上、各駐車場にお越しください。